WHITEHOUSE

WH-027

leggy_ & GOOD ARTISTS

「光の射す方へ」

/ARTISTS

leggy_

石毛健太

橋本若葉

涌井智仁

 

/CURATION

涌井智仁

 

/DATE

11/3 FRI – 11/20 MON

 

/OPEN

15:00 – 22:00

LAST ORDER 21:30

 

/CLOSE

MON,TUE

 

/FEE

MEMBER: FREE

NON MEMBER: 1-DRINK

 

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この度WHITEHOUSEでは、園藝プロジェクトleggy_と3組のGOODなARTISTたちによる展示/ショップ/飲食の複合型展覧会「光の射す方へ」を開催いたします。

leggy_はChim↑Pom from Smappa!Groupのメンバーである林靖高、稲岡求とアーティストの西村健太の3人で構成され、これまでポップアップという形で、高円寺のプロジェクトスペース・キタコレビルを中心に、多肉植物・塊根植物の販売会を開催してきました。今回のWHITEHOUSEでは、今までの彼らの販売形式を維持した上で、leggy_のコンセプトに共鳴する作家と共に展覧会を作りました。

leggyという言葉には「足が長い」であったり、「すらっとした」のように、主に容姿にまつわるポジティヴな意味と、「徒長」という否定的な意味の2通りがあります。「徒長」とはすなわち、無駄に伸びている様態や、不充分な状態を指し示す言葉であり、こと園芸の世界では栽培の失敗を意味します。しかし、leggy_はその徒長である様にこそ美学的な価値を与えています。不充分であることとは、「人間にとって」という括弧付きの状態であり、人間と伴侶植物の関係における欺瞞性をよく表しています。
植物をある種定量可能なものとして操作してきた人間の長い歴史の中で、素朴に自然な様を見て愛することが最も困難な事になりつつあります。leggy_の収集した植物たちはそのような自然が肯定されているため、一見すると歪なものばかりですが、自然と再び正しい関係を結ぶための第一歩となるはずです。

多肉植物や塊根植物の世界的ブームはコロナ禍でさらに加速し、本来地域局所的な発生をするはずの様々な種が気軽に世界中の自宅の中に登場するようになりました。それらは自然への郷愁感や焦燥から生まれた結果であり、本来的に不自然な状態である多肉植物という身近な自然を通して、その焦燥は日々ドライヴしています。

不自然の中から自然を考えること。

今回の展覧会で展示されている植物やアートワークはほとんどが購入可能です。自然に対するleggy_の素朴な挑戦は各家庭やプライベートの中にleggyな植物が登場する事で初めて真価が発揮されます。店主の西村健太がスペシャルドリンクを考案しましたので、是非飲みながら、ゆっくりとしたleggy_の時間を堪能していただけたら幸いです。

今回の展覧会を作っていく過程では「生やす」ことも主題化していったように思えます。参加してくれた石毛健太、橋本若葉もWHITEHOUSEの空間に作品を生やすことを試み、奇妙な形で多肉植物・塊根植物と同居させています。ネタバレを回避しつつ説明すると、石毛健太は、極めて人工的な物の中に「生やす」ことそのものをインストールし転用してみせ、橋本若葉は、ドローイングとモチーフの視線の関係性を展示空間にまで延長させ、leggy_や石毛健太の作品や自身の過去のドローイングとの間に、複雑なネットワークを作り上げています。両人共に非常に短い制作・設営時間の中で、空間を最大限まで読み込んでいただき素晴らしい展覧会になりました。ありがとうございました。

多肉植物や塊根植物を通して自然をデジャヴュしていく事から逃れ、多肉植物や塊根植物の中にある自然を自覚しジャメヴュしていくこと。それは、未だ見たことのない自然への郷愁、という矛盾を持った感覚から現れるものであり、私たちの本当に長い白昼夢から目を覚ますきっかけでもあるはずです。
皆さまのご参加をお待ちしております。

涌井智仁

Leggy_

アートコレクティブChim↑Pom from Smappa!Groupのメンバー林靖高、稲岡求と、アーティスト西村健太による園藝プロジェクトスペース。
@leggy_plants