黒瀧保士 / Yasushi Kurotaki
2010年、日本マイム研究所の所長、佐々木博康氏にマイムを師事。並行してクラシカルバレエを学ぶ。
2011年、山口情報芸術センターにて開催された勅使川原三郎が主宰するKARASのソリスト、佐東利穂子講師によるワークショップへの特別参加を機に、2019年まで継続的にワークショップへ参加。勅使川原三郎のダンスメソッドを学ぶ。2019年12月、勅使川原三郎からの言葉をきっかけに、2021年6月、自身の創作活動を開始。
演劇では、2010年~2016年までNODA・MAPの作品にアンサンブルとして出演。2010年9月に上演したNODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」(作・演出:野田秀樹)では演出助手を務める。
野田秀樹総監修の東京キャラバンにも出演を果たした。
2023年6月、東京・両国シアターXにて開催されたSAI DANCE FESTIVAL 2023 COMPETITIONで発表したソロのダンス作品『詩のかなたの詩』が最優秀作品賞を受賞。クンサン(韓国)、マカオ(中国)、ヘルシンキ(フィンランド)、京都(日本)の各地で開催されるダンスフェスティバルへ招聘が決定するなど、国内外で活動の幅を広げている。
重力、空間、物体、光、心象に重きを置き、自他の身体感覚や皮膚感覚、身体を支える重心移動、身体の記憶から想像を飛躍させ動きを創作。人間の儚さ、人間とは何であるかを思考し、マイムを基にした身体表現を追求している。