WHITEHOUSE

 

黒瀧保士「醒めぬ夢」

*日程
2024年4月5日(金)~7日(日) 13:00(開)~19:00(閉)

*会場
WHITEHOUSE
(〒169-0073東京都新宿区百人町1-1-8)

*料金
¥1,000-

https://peatix.com/event/3864044

構成・美術・照明・衣装・出演|黒瀧保士 Yasushi Kurotaki
音楽|箱崎健志 Takeyuki Hakozaki
インストーラー|堀内崇志 Takashi Horiuchi
宣伝美術|鳥井祥太 Shota Torii
記録写真|竹久直樹 Naoki Takehisa
広報ディレクション|Two monologue

主催|黒瀧保士
協力|WHITEHOUSE
助成|公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]

-作品について

水分を帯びた風。草木が打ち合い囁くような音律。光が差し込み、輝き舞う塵。香りによって浮かび上がる景色。暗闇であるからこそ広がる無限空間。
それらの極私的な体験を手繰り寄せ、見えないものやことに触れる行為(パフォーマンス)を私は幻触と呼ぶ。
そして、幻触という実存的な行為の中から立ち現れるイメージを他者と共有/接続する為に、本公演はactualなテーマとして「virtual」という言語に着目し、再考を試みる。

「virtual」の名詞virtueには「その物をその物として在らしめる本来的な力」という意味を持ち、 形容詞である「virtual」とは「みかけや形は原物そのものではないが、本質的あるいは効果としては現実であり原物であること」 を意味している。 幻触という極私的な行為(パフォー マンス)そのものがもたらすイメージが立ち現れる時、鑑賞という行為そのものに幻触する事となる。



黒瀧 保士

黒瀧保士 / Yasushi Kurotaki

2010年、日本マイム研究所の所長、佐々木博康氏にマイムを師事。並行してクラシカルバレエを学ぶ。
2011年、山口情報芸術センターにて開催された勅使川原三郎が主宰するKARASのソリスト、佐東利穂子講師によるワークショップへの特別参加を機に、2019年まで継続的にワークショップへ参加。勅使川原三郎のダンスメソッドを学ぶ。2019年12月、勅使川原三郎からの言葉をきっかけに、2021年6月、自身の創作活動を開始。
演劇では、2010年~2016年までNODA・MAPの作品にアンサンブルとして出演。2010年9月に上演したNODA・MAP番外公演「表に出ろいっ!」(作・演出:野田秀樹)では演出助手を務める。
野田秀樹総監修の東京キャラバンにも出演を果たした。

2023年6月、東京・両国シアターXにて開催されたSAI DANCE FESTIVAL 2023 COMPETITIONで発表したソロのダンス作品『詩のかなたの詩』が最優秀作品賞を受賞。クンサン(韓国)、マカオ(中国)、ヘルシンキ(フィンランド)、京都(日本)の各地で開催されるダンスフェスティバルへ招聘が決定するなど、国内外で活動の幅を広げている。
重力、空間、物体、光、心象に重きを置き、自他の身体感覚や皮膚感覚、身体を支える重心移動、身体の記憶から想像を飛躍させ動きを創作。人間の儚さ、人間とは何であるかを思考し、マイムを基にした身体表現を追求している。