WHITEHOUSE

 

WH-038

エリイPresents

「毒: オニダルマオコゼ」

2024.8.23(金)

18:00スタート

 

¥1000(Food別)

 

Talk: エリイ+五箇公一

Food: 永田康祐

エリイがオニダルマオコゼに刺されました。沖縄あたりに生息する魚です。なんと恐ろしい名前でしょうか。その名を聞いただけで、凶悪な姿が目に浮かぶようです。聞けば、その毒はハブの30〜50倍にも達するとのこと。海水浴場に棲む生物の中でも最強クラスの猛毒を誇るそうです。実際、これにより命を落とす事故もあるとか。エリイも、6月1日に左足の親指でその針を踏み込んで以来、回復に2ヶ月もの時間を要しました(まだ治療中です)。

この度、エリイ自身がその恐ろしい体験を語るトークショーを開催する運びとなりました。さらに保全生態学者である五箇公一氏からは、専門的な見地からお話をいただけることに。そして、アーティスト・永田康祐氏が、トラフグに匹敵する高級食材として知られるこの魚を調理いたします。トークの知識とともにオニダルマオコゼを食し一体化することで、「毒とは何なのか?」という謎と神秘に迫りたいと思います。

卯城竜太(WHITEHOUSE、Chim↑Pom from Smappa!Group)

エリイ(Chim↑Pom from Smappa!Group)

アーティスト・コレクティブChim↑Pom from Smappa! Groupのメンバー。森美術館で開催された回顧展では託児所を作るなど母としての着眼点が話題に。文筆家としても活動し、独自の文体を操る。著書に『はい、 こんにちは』(新潮社)がある。

五箇 公一

保全生態学者、ダニ学者。京都大学卒業後、宇部興産株式会社で農薬の開発研究に従事。その後、国立環境研究所入所。外来生物や農薬による生態リスク研究を展開している。

永田康祐

1990年愛知県生まれ、神奈川県を拠点に活動。自己と他者、自然と文化、身体と環境といった近代的な思考を支える二項対立、またそこに潜む曖昧さに関心をもち、写真や映像、インスタレーションなどを制作している。近年は、食文化におけるナショナル・アイデンティティの形成や、食事作法における身体技法や権力関係、食料生産における動植物の生の管理といった問題についてビデオエッセイやコース料理形式のパフォーマンスを発表している。